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活動スタート

7月の駒ヶ根から始まった長い長い研修生活を終え、ついに月曜から活動が始まった。
月曜はどきどきの初出勤☆
私の配属先(職場)は農業省畜産局のライブストックセンターというトンガ唯一の動物診療所。
70年代に建てられた雨漏りする年代物の建物だ。
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トンガに獣医はいないがパラベットと呼ばれる診療資格のある人がここで10人位働いている。はず。
というのは毎日出勤してくるのは数人だったりするからよくわからない。
恰幅よいおじちゃんがほとんどだが、若手も一人↓
P1030529.jpg
彼チャールズは真面目に(?)毎日きて日本の獣医療のことを熱心に聞いてくる。

さて、これだけ手厚い研修を受けてきたにも関わらず最初にぶち当たったのが言葉の壁。
私のカウンターパート(活動のパートナー)はライブストックセンターのボスだが、コミュニケーションにとても苦労している。彼の英語がすごくトンガンなまりと前歯がないのとで聞き取りにくかったり。
同僚たちも私には英語で話しかけてくれるが同僚どうしの会話はトンガ語なのでさっぱりわからない。
さらにせっかく英語で話そうとしても私の英語力(特に獣医用語)不足を痛感する毎日だ。

最初の仕事は犬の診療だった。前任者がみっちり仕込んだナウさんだけは診療、避妊や去勢ができるが、彼がいないと診療は私にまわってくる。聴診器も体温計もなく、薬もごくわずかな環境で。
症例は交通事故、元気ない子犬、食欲不振、下痢、あと検疫の要請など。

それからたまに豚の往診。年末まで予算がないからガソリン代節約のため、黒板いっぱいに診療が溜まったらまとめて行くらしい。
唯一の診療車(たまにボンネットから煙がw)。トンガ語と英語の混じった黒板。
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豚の往診内容は去勢、食欲不振、起立不能など。
去勢の依頼が一番多いようで、同僚たちパラベットも豚の去勢だけは得意げにやる。

そして去年フィジーから届いたという顕微鏡が触れられずに放置してあり、さっそく設置したらそれだけで歓声があがった。
P1030533.jpg

しかし血液検査の道具もないし、乳汁培養できるわけもないし、使うとしたら皮膚病か糞便検査だろうか・・・。
ということで、遠心機ないか聞いたらあれだよって。
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なんとここには血検用の針と採血管、それに曇ってるけどスライドガラス、さらにこんな物まで放置されているじゃありませんか!宝探しのようでわくわくして発掘しちゃったw
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最初の一週間、正直なところ驚きの連続だった。
薬を買おうにも来年にならないと予算がないと言いつつ、診療費も格安、それでも払われてなかったり。
もちろん針もシリンジもメスの刃も使いまわし。
検疫とは言っているものの視診、聴診のみ。

そして感じるのは過剰なほどの期待。ウシしか診てなかったと説明しても何でも頼られてしまう。
全動物の診療と検疫。私の技術や知識がそのままトンガの獣医レベルになるというプレッシャー。
とりあえず診療を教えつつ、放置器具や放置薬品を整理しつつ、語学の勉強をするのが課題。
まあ焦らずトンガ流を学ぶことから、自分の活動目標をどこに定めるかを現状をみながら考えてみようと思う。

日本の獣医さん、今後アドバイス求めることあるかもしれなのでその時はよろしくお願いします!
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プロフィール

akikokatsuno

Author:akikokatsuno
2011年9月26日~2013年9月26日まで、青年海外協力隊の獣医隊員としてトンガ王国で活動。トンガで感じたことを日本に伝えるためのブログです。帰国して現在、動物病院をやっています。
ポックル動物病院 http://pokkur-ah.com/

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