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1+1+1

今日はとても国際的な仕事をした気がします。
アメリカのArmy veterinarianがトンガの獣医療視察に来ました。
アーミーなの?獣医なの?という疑問がわきましたが、どっちかというとアーミーで臨床経験はないそうです。アメリカ政府から、Pacific Partnership project計画のために、トンガの獣医療の現状を見てこいという命での来トン、私にもお呼びがかかりました。といっても、視察前日に『明日の会議に出席して、トンガの獣医療を説明して』と言われたくらいで、そんなに大層な人だとは知らず、内心焦りました。
まず農業省本部でミーティングが約2時間。
内容は動物数、飼養方法、多い病気(寄生虫、パルボ、破傷風)、食の安全、人工授精、検疫、人獣共通感染症、牧草地、血液検査、鳥インフルはあるかなど。
P1140610.jpg
続いて現場視察。牛、豚、羊、鶏の農場、搾乳所、旧屠畜場などを回り、多い症例の話とか、どんな援助が適当かという話をしました。
P1140625.jpgP1140629.jpgP1140623.jpg
同じ獣医にトンガの現状を知ってもらえることはすごく嬉しかったです。アメリカ政府がトンガの獣医療に援助を考えているのなら、全力で協力したいと思いました。日本政府でないのは残念だけれど。まあとにかく、トンガの獣医療を良くしよう!という共通の目的がある人と出会えたのです。

改めて、トンガの問題を見つめ直す良い機会になりました。
でもやはりどの問題も、私ひとりでは解決できないことばかりです。
例えば寄生虫病が多いことはトンガ人も知っています。でも薬は高くて買えません。
例えば人工授精は有効だと思います。でも精液の採取と保存には特殊な液体窒素が必要です。
例えば屠畜場があれば国産肉の流通ができます。でも設備と検査官の育成が必要です。
例えば血液検査ができれば診断ができます。でも診断技術のある人、それに機械や消耗品のコストが必要です。

誰かとここまで深くトンガの獣医療の問題について話し合うことは、初めてかもしれません。
獣医のいないトンガには問題が山積みだったことを再認識し、でもひとりではできずにいたことを、彼に伝えたことで気持ちが楽になった気もしました。
これまでもNZ獣医とは協力して活動してきました。そして今回のアメリカ介入。獣医業界だけでも3カ国に援助してもらえるトンガって恵まれた国ですね。アメリカがどんな形での援助になるかはわからないけど、私も日本のボランティアとして1+1+1が3以上の答えになるような貢献をしたいものです。
とりあえず英語の勉強がまだまだ必要ですなー(^^;)
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プロフィール

akikokatsuno

Author:akikokatsuno
2011年9月26日~2013年9月26日まで、青年海外協力隊の獣医隊員としてトンガ王国で活動。トンガで感じたことを日本に伝えるためのブログです。帰国して現在、動物病院をやっています。
ポックル動物病院 http://pokkur-ah.com/

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