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お金と夢

先月から同僚となった私と同じ年、事務担当のカラティ。
首都から離れた村に住んでいる三児の母です。
トンガハイ(トンガ1レベルの高い高校)卒業後、海外のカレッジに行き、農業省本部で数年働き、結婚、出産。明るくて声が大きく、英語が上手、おしゃべり大好き、頼んだ仕事はしっかりこなしてくれます。
ワークショップでは誰より日本に興味を持ってくれ、日本の話、トンガの話、毎日いろんな話をしています。
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おしゃれな彼女が今週は月曜からずっと黒服にタオバラ、日曜におじいさんが亡くなったそうです。
おじいさんはアメリカに住んでいたので、来週遺体が到着次第、お葬式だそうです。
トンガでは家族や親戚が海外に住んでいるのは珍しくありません。
トンガ人口11万人と同じ数のトンガ人が海外にいるので、平均すれば親戚の半分は海外ということ。
ここではお葬式といえば、来客に豪勢な食事を振る舞うので、準備大変でしょ?と聞いたら、
海外の親戚がたくさんお金を送ってくれるから経済的にはプラスみたいです。
仕事も産業もない小さな国トンガは海外送金と他国の支援で成り立っています。年間の海外送金総額はトンガのGDPの半分以上にあたるとか。

海外に住むトンガ人はそんなに裕福なんでしょうか?
海外のトンガ人は海外に住みたいと思って出ていくんでしょうか?

そんな疑問があり、去年、隊員機関誌の編集委員をしていた時に、トンガ人100人アンケートをしました。
『あなたは海外に住みたい?トンガに住みたい?』という質問に、7割以上のトンガ人が『トンガ』との回答。その理由は、なんでもタダだから。自由だから。という答えが多かったです。
私の同僚も、口癖のように私にトンガ人と結婚してずっとトンガにいろと薦めてきます。トンガにいれば平和だし何でもタダだからと。
でもそれは海外で働いている親戚のおかげでしょ?そんな話を聞くたびにこの人たち感謝してるのかな?って少しいらっとしていました。でもたくさんのトンガ人と話すにつれて、トンガでは助け合うこと、利他的な行為がとても重んじられているのがよくわかるようになりました。貯金のあるトンガ人はほとんどいないと思います、余裕のある人は教会とか王族に多額の寄付をするから。食べ物でも何でもシェアの文化があるのも納得です。与えることができるのは幸せなことなのです。与えられる=感謝というのは私の間違った固定観念でした。ボランティアという立場ながら恥ずかしい反省です。

同じアンケートで『あなたの夢は?』と聞いたところ『よい家族をもつ』『家族のために生きる』『よい父(母)親になる』など家族に関わる答えが約3割を占めました。アンケート対象は大人から子供まで様々です。先生、旅行、子供20人作るなんて答えもあったけど、多くのトンガ人が家族を夢に挙げるほど大切に思っていることがわかり驚きました。でもこれで合点、家族のために仕送りができることはとても幸せなことなのです。

幸せってなんでしょう。家族ってなんでしょう。
まだまだ私には知らないことがたくさんあります。
でもトンガ人にヒントをもらって、少しずつ答えが見えてきたような気がしました。

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2013/04/20(土) 17:51:13 || # [編集]

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akikokatsuno

Author:akikokatsuno
2011年9月26日~2013年9月26日まで、青年海外協力隊の獣医隊員としてトンガ王国で活動。トンガで感じたことを日本に伝えるためのブログです。帰国して現在、動物病院をやっています。
ポックル動物病院 http://pokkur-ah.com/

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